業界と企業をどう分析するか?

という議題で縁があって親しくさせてもらっているコンサル出身のメンターがお話していたのでちょっと自分なりに噛み砕いて見ようと思う。まず前提として企業と業界を成長率と規模感という切り口で見てみるとこんなかんじに分布されるらしい。

内需依存型は主に衣食住の根本に関わっていることが多い。銀行、証券、飲料、小売、化学薬品など。少数の企業が寡占したり、合併したりして寡占状態に陥りやすい。また成熟産業でもあるので新しい形態の企業も生まれやすい。基本的に大企業でも一つの産業につき3つくらいにまとまることが常だと言っていたのを覚えている。
企業の選び方には主に4つのポイントがあるらしい。

  • 人ないしは組織。小さいほど社歴の短い組織ほど個人のスキルや個性に依存する。社員側も経営者と距離が近いので価値観や理念の影響をうけることが多い。
  • 企業の成長ステージ。各事業にはライフサイクルがある。最近の傾向としては短命化と競争の激化。

  • 業界と企業との関係の分析。成長する事業は産業に依存する。全体像からみることが大切。社会環境分析→業界規模と成長率→業界特性(差別化、シェア)→SWOT分析
  • 企業の資産評価。既存事業の耐久性や、新規事業への展開の可能性は、企業の既存事業の持つ事業資産の価値に依存している、と言っていた。企業が持っている事業資産とは主に「技術ノウハウ」「顧客」「商品、サービス」と細分化可能。